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2019年5月16日

根羽村をアニマルウェルフェア先進地に

根羽村が根羽産畜産物に対して、日本のアニマルウェルフェア認証を行い、他の畜産物(一般に出回っているもの)とは全く異なる差異を示し、村内だけでなく、都市圏の食への意識が高い消費者を中心に、一般市場で出回るのより高価格帯の商品としての販売促進をしていきたいと考えています。

それによって、生産者の経営は安定し、生産者は目の前の金計算や目先の利益に囚われることなく、堂々と“農”の理想に燃えることができますし、消費者(生活者)は生産者と家畜に対し感謝を持って安心安全な食材を買うことができるようになります。アニマル・ウェルフェアは家畜の飼養環境が変わるだけでなく、地域環境の向上、働く人の自信、消費者の喜びの実現にもつながるのです。

アニマルウェルフェアを軸に畜産業や畜産物に対する意識変革が起これば、これからの世代に対してもその魅力を堂々と紹介できる、日本の真の乳・肉文化を形成することが可能となるでしょう。動物や生命が好きで新規畜産就農を志す希望者を、村や集落単位で山地酪農のためのフィールドを斡旋・サポートを行うことができれば、根羽村は日本のアニマル・ウェルフェアのメッカとなり、村内の地域振興に大きく貢献ができることでしょう。

これこそが、まさに良き経済社会と、僕は考えます。