Happy Mountain構想

僕が Happy Mountainについて思い描いている「山創り」について、まとめてみました。思いを共有できるみなさんと、ともにつくっていくHappy Mountain にしたいと思っています。

僕は Happy Mountain を、牛も牛飼いも、訪れるみんなも幸せになれる場として構想しています!Happy Mountain を、単に畜産業を展開する場としてだけでなく、牛たちとも交流できる、人が「山と生きる」ことを実感できる場にしたいのです。

だからこそ、Happy Mountainにはあえて「牧場」という名をつけていません。根羽村の名所となる「山の公園」として、夢を共有できるみなさんと一緒に、Happy Mountain をつくっていきたいと願っています。

1. 遊びの山創り

間伐材を使って柵作り

自然豊かな根羽村ですが、どこもが「誰かの山、誰かの畑」。田舎には意外と子供たちが自由に遊べる「公園」がないのです。Happy Mountain は、牛を放牧している山に、その山の間伐材でつくった牧柵を連ねた散歩道をつくり、牛たちの間をゆったり歩ける「公園」にしたいと思っています。そこは、子供達がいつでも自由に散策し、探検しながら牛と触れ合い、自然の中で遊べる空間です。

2. 癒しの山創り

切り株腰掛けやベンチ

山桜の花や楓の紅葉を愛で、季節ごとの美しさを楽しめる山を目指します。山を放牧地にするために、多くの木を伐採しましたが、そのような木を選んで、残しています。また、伐採する木の切り株は、腰掛けになる高さでカットし、散策途中に座って休憩できるようにします。親子づれはもちろん、近隣のおじいちゃん、おばあちゃんが日々散歩に来てくれるような「癒しの場」にしたいです。

3. 学びの山創り

森の中だけでなく、雨の日の研修もできます。

さまざまな野草や樹種を暮らしに生かす里山の知恵、植林や伐採といった林業のなりわい、防災、水源涵養、海や川との関係といった環境のことなど、山の機能は多岐にわたります。見学に来た人、学生、研修生などが、山の多様な機能を迫真的に学べる「フィールド」でありたいです。

4. 防災の山創り

〇〇〇〇

毎年のように起こる自然災害の脅威をできる限り最小限にしたいものです。そのためには、どのような山創りをしたらよいのか?を、大学や研究機関と連携して考えていきたいと思っています。

5. 療法の山創り

〇〇〇〇

ドイツにはクナイプ療法(森林療法)がありますが、森林には人の心身を癒す効果があります。健常者も障がいのある人も、心身が健康になるような場所にしたいです。

6. 水源の山創り

水は我々人間にとって、空気に次いで大切なものです。水や空気を作っているのは山であり、その恩恵ははかりしれないものです。日常的には、山に感謝するということは忘れて生きていますが、せめてこの山に足を運んだ時には、この大切な社会的共通資本を意識できるようにしたいです。

みんなでつくる Happy Mountain!

Happy Mountain を、僕ひとりでなく、みんなの思いや願いをもりこんだ場にしていきたいと思っています。山地酪農の場ではありますが、それだけでなく「こんな Happy Mountain になったらいいな!」という多くの人の思いを実現できる場にもしたいのです。そのために、みんなの Happy Mountain 構想を語り合う場を、近々ひらきたいと思っています。具体的な日時が決まったら、ブログでおしらせします。